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lSO/TC145/SC1/WG1 ロンドン会議出席報告書 2000-02-24 村越愛策

 

1. 会議名 : 一般案内用図記号の制作とテスト手続き検討作業部会

2. 開催場所 : 英国ロンドン市BSI本社303会議室

3. 開催期日 : 2000-02-16〜18

4. 出席者 : Dr.J.Foster(WG1座長)Dr.D.Fisher(TC145幹事)Mr.B.Gray(SC1主査)Mr.J.Creak(SC2/WG2座長) Mr.M.Wolff, Mr.J.Wall, Mrs.A.Lowe 以上英国7名

Dr.H.Zwaga(SC1/WG2座長)Mr.A.Alessie以上オランダ2名、

Dr.C.Brugger(オーストリア)Mrs.S.Deppa(アメリカ)村越愛策各1名計12名

5. 議長 : Dr.J.Foster(マンチェスター工科大心理学)

6. 議題 : ISO/DIS9186.2改正について

1999年11月、ウイーンで行われた第15回ISO/TC145/SC1会議において決議された上記の改訂作業は下記のような状況であった。当作業は、来る3月20日からリスボン市で開催されるISO/TC145本委員会に報告されるWG1活動であり、約20年間にわたってもめにもめた当図記号のテスト手続きの最終改訂版を作成するものであった。

6.1 ISO/DIS9186.2に対する各国からのコメントの考察

各国コメント(N14)の、最初の1ページから一行一行その文言とDIS9186.2(N16)とを突き合わせたプルーフ・リーディングが主となった会議であった。その作業は我々JNCがこれまで行ってきた査読より一層念入りなもので、例えば「shall be」か、または「should be」かを決めるのに各委員の賛否をとる、といった具合である。

6.2 最終投票の集計結果

賛成国 : オーストラリア、オーストリア、フランス、オランダ、ロシア、ベルギー、チェコ、イタリー計8ヶ国

反対国 : 日本、米国計2ヶ国

棄権国 : ドイツ、ポーランド計2ヶ国

日本は反対を表明しているが「これが改正されたらどうするか?」と問われ、「JNCとして改めて検討することになるだろう」と答えた。

6.3 米国からのコメント

米国は本9186.2に反対である。理由は、図記号が適切にテストされて標準として発行されるためには、当DISは適切な提言となっていない。当DISは、1999年のウイーン会議でその改正が議決されたが、テストするに当たってはテスト・センターの承認か、またはテストが正しく行われたか否かについての長期にわたるドキュメントが必要だからである。

デッパー女史のコメント

ANSI Z535.3(安全図記号規準)のSC主査である私は、図記号の理解度テストは必要であると考える。H.ズワーガ氏がオランダで現在進めているテストに当9186.を用いているのは当然であり、また、オーストラリア規格は一般案内用に安全用も含めて旧IS09186でテストを行いAS2342-1992として出版している。このようなことから、IS09186案はANSI Z535.3(1998改訂版)に準ずることを願う。なお、ズワーガ氏と私は安全図記号テストの準備過程で2ヶ国双方によるテスト手続きについてささやかな努力をしている。IS09186のテスト手続をSC2に適用しようとするのは、行きすぎではないか?。SC1/WG1の機能をTC145のレベルにもどしてはどうか?。一般案内用と安全用双方のテスト要請はWTOにとっては好都合だがSC1/WG4(7001見直し)が安全用を除いているのはその範囲を超えているからで前述されたようにテスト手続きの見直しとテストが正しく行われるかを確実にする専門家が必要である。

 

 

 

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