第3章 今後の調査研究計画
1. 平成12年度の作業予定
候補図形の選定作業により示された図形は、表示事項を最も適切に表現しているものを多分野から収集した結果であり、表現の意味性はほぼ満足しているものの、スタイルの統一や視認性については未整理である。図記号は、「見やすく」「わかりやすい」ことが何よりも重要であるが、客観的な評価基準として「表現の意味性」「スタイルの統一性」「使用上の実用性」が問われ、これらの基準を満足するためには、図形のリ・デザイン作業と認知試験を行い、最適図形を提示する必要がある。また、成果を公表し、関係者のコンセンサスを得ることも必要である。以上のことから、平成12年度は次の作業を予定する。なお、リ・デザインは平成12年1月より既に着手しているので、今年度分の内容は過去形で表現した。
1)図形のリ・デザイン
2)認知試験
3)国際会議の日本招聘
4)統一図記号の提案