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2)交通施設

 

1. 駐車場

 

図形は、法規上の制約に抵触しないことを前提に、共通の概念であるアルファベットの「P」を用いた。

 

3)商業施設

 

1. レストラン

 

箸やスプーン等、日本の食事形態を検討した。同時に中華料理や韓国料理を表示事項に加えることも検討したが、国際的な共通概念であるナイフとフォークの図形で統一することとした。

 

2. キャッシャー

 

最も端的に「お金」を表現する内容として、通貨記号の「\」を選んだ。必要に応じて、その国の通貨記号に変更することができる。

 

3. 店舗/売店

 

大型店舗または専門店を表現する内容として、ギフト包装とショッピングバッグを図材に選んだ。

 

4. 新聞・雑誌

 

KIOSKで使用することが最も多いと判断して、代表的な商品である新聞と雑誌を図材とした。

 

 

4)観光・文化・スポーツ施設

 

1. 展望地/景勝地

 

景観の良い場所または景勝地を遠望する人の姿を図材とした具象案と、中心から8方向に広がるくさび形の抽象案を比較検討することとした。

 

2. サッカー競技場等、スポーツ施設全般

 

例えば、サッカー競技場ではボールのみの図柄にする等、部分や用具を図材にする案が検討されたが、用具のデザインが一種類ではないこと、スポーツ競技全体のトーンを(全身像で)揃える方が統一性が保てること等から、人の形とした。

 

5)安全

 

1. 非常口

 

既に消防法で定義された図形のため、リ・デザイン対象から除いた。

 

2. 消火器

 

JIS9104で定める安全標識のうちの防火標識に該当するため、赤色地とした。なお、図材については、国際的に「炎」を加えることが検討されているので、「炎」あり、なしの2種類で比較検討することとした。

 

 

 

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