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(2) 疾患別年度推移は

S61年度、水痘と麻疹が大流行した。耳下腺炎はS60年、風疹はS62年、百日咳はS61年に多く発生した。

 

(3) 月別状況としては

水痘は冬、麻疹と風疹は春、流行性耳下腺炎は夏が多く、昔も今もあまり変わらない状況である。

百日咳は年間10件までの発生で大きな変化はなかった。

 

(4) 在籍から見た年齢別発生率では

水痘は0・1歳児で多い。麻疹については0歳児で約1割がかかり、予防接種の接種可能な年齢に達しても発生は見られる。流行性耳下腺炎は0歳児の発生は少ない。風疹は年齢差は見られない。

 

<備考>寝屋川市では

 

・H7年4月1日より麻疹、三種混合、風疹の予防接種が1歳から接種可能となった。

・H6年から手足口病・リンゴ病は学校伝染病から外された。

・インフルエンザ予防接種はH6年より個別接種となった。

・MMRはH1年4月1日〜H5年4月27日まで実施された。

 

<発生時の対応>

 

(1) 入所時の対応

・面接で予防接種歴及び既往症を把握する。

かかりやすい感染症について、入所のしおりの中の一覧表(資料3)で説明する。

 

(2) 感染症の疑いのある子どもが発症した場合の対応

・保護者に連絡をとり、受診を依頼する。

・診断が確認された場合、他の保護者へのお知らせ文(資料3)の掲示、又は配布をするとともに、保育所職員全体に周知する。

・発症後の感染状況を把握する。

・休む期間については、主治医の指示に従い、登所許可が出た時点で口頭で連絡を受ける。(登所許可証は不要)

 

 

 

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