B-3 試験結果
本供試品を動作させる電源周波数が基準(定格周波数の±0.1%)をはずれると接点出力00〜05がONとなる。
この性質に基づいて、試験条件である電源電圧及び周波数を可変したところ、出力周波数の変化に対応して接点出力00〜05がON-OFFを繰り返す動作を行なっていた。
そして、本供試品の異常(ABNORMAL)を示す接点出力OA(異常時にONとなる)がOFFの状態を保持していたことから本供試品は正常に動作していたことがわかった。
いずれの試験条件でも誤作動は認められず、評価は基準内であり、性能基準Aを満足した。(IEC60945の要求基準は性能基準B)。
C. スピードコントローラ
供試品はDC電源駆動である為、電源短期変動イミュニティ試験は実施しなかった。
D. 油分濃度計
D-1 図52にセットアップの状況を示す。
平成10年度で誤作動対策を施した供試品を使用して試験を行なう。
施した対策内容 :
1. 電源回路、増幅回路の入力にEMIフィルタ及びコンデンサを挿入
2. 検出部の構造物の電気的強化
3. 表示部、フタ締め部のシールドの強化
4. 電線グランド部の電気的接続強化
更に電磁放射レベル(エミッション)の低減対策に電源に電源フィルタ、警報線にEMIフィルタを挿入