D-2 試験手順
(1) 供試品の電源をパソコンでコントロールされた電源変動試験機に接続する。
(2) 10ppmの試料水を流しておく。
(3) 次に示す試験条件で電源線に1分毎に電源変動を10分間与え、油分濃度の数値を記録する。
供試品の定格周波数は50/60Hzとなっている為、両方の周波数で試験を行なう。
(4) 誤作動が起きた場合は対策を施し、再度試験を行なう。
D-3 試験結果
定常時の油分濃度の変化を図53に示す。定常時でも±1ppmの濃度の変化があった。
定格周波数を50Hzにした時及び60Hzにした時の試験を行ったが、いずれも濃度表示の変化は±1ppmであり定常時と同じであった。また動作に異常は見られず、性能基準Aを満足した(要求基準は性能基準B)。