日本財団 図書館


図表2-15 BYTES of the BIG APPLE価格表の一部(1998年12月現在)

044-1.gif

 

2-3-2 イギリス

 

イギリスにおける地理情報システム研究は、1960年代に地質図の電子化を開始し、1970年代前半に、英国陸地測量部(Ordnance Survey, OS)が紙地図作成の効率化のために、デジタル化を始めたのが始まりと言われているが、その後現在にいたるまで、ヨーロッパにおけるGIS研究および普及の大きな役割を果たしている。ここでは、イギリスにおけるGIS研究と普及のための取り組みをみていく。

 

(1) GISへのこれまでの取り組み

1] 1960年代〜1970年代

イギリスにおける地理情報システム研究は、1960年代に地質図のコンピューターマッピングを試みることから始まり、1960年代後半には地方自治体のための簡略なGISソフトやコンピュータマッピングソフトが開発されたと報告されている。これらの取り組みは、アメリカのような全国的な普及には繋がらなかったが、1970年代に入り英国陸地測量部が取り組んだ地形図の電子化プロジェクトが、その後のイギリスにおけるGISへの普及に大きく関わっていくことになった。

 

2]1980年代

イギリスにおいても、1980年代はGIS利用の普及が進んでいった。1970年代の英国陸地測量部の取り組みが大きな成果につながったのは、1981年の国勢調査であった。また、

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION