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測位の装置にPHSを利用したものもある。これを応用して、徘徊する恐れのある高齢者にPHSを持たせ、位置を探知し、センターのGISと連動させるシステムや、取引先に最も近い場所を移動中の営業担当を調べ、本部からの指令を出して取引先へ向かわせるシステムなどに応用され、実用化を迎えようとしている。

 

図表2-10 GPSを用いた位置確認システム

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出典:日本ナレッジインダストリ作成

 

(3) モバイルCIS

近年、注目を浴びているのがモバイルGISである。これは施設管理を担当する社員が現場にノートパソコンなどの携帯端末を持ち込み、本部から施設情報をダウンロードしたり、施設情報の修正、変更を携帯端末から行うものである。GPSによる位置確認システムと組み合わせて利用される場合もある。現在のところ、ライフライン関連企業で実用化されているが、今後、応用分野が広くなることが予想される技術である。

 

 

 

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