出典:東京ガス・エンジニアリングホームページ(http://www.tumsy.com)
(3) 通信
NTTでは、1984年より情報通信施設の設計と管理の効率化にGISを利用しているが、他のライフライン関連企業に比べ施設設計の方にシステムのウェイトが置かれている。これは新規の設備需要が高いからである。
通信ケーブルは架空系と地下系の二種類にわかれ、架空系には電柱、支線などの施設が付属し、地下系にはマンホール、洞道がそれぞれ付属する。これらの設備を、需要計画に基づいて新規に配置設計し、保守管理し、また利用者の問い合わせに対し迅速に対応するためには、通信施設の図面情報およびその属性情報が必要になる。
NTTは自社地理情報システム「MAP VISION」を利用し、1/25000地図では設備計画策定(設備現況の把握・エリア分析)に活用し、1/2500〜1/500といった、より大縮尺の地図では設備設計に活用している。将来的には、電話番号をキーに地図をファックスで出力提供する案内サービスが考えられている。