○診療支援システムの充実やICカード等を活用したシステムの整備、普及、各分野間、施設間での情報交換を可能とするための標準化などにより保健医療福祉サービスの質の向上、効率化を図る。
○マルチメディアを活用し、遠隔医療、在宅福祉(介護等)での新しい保健医療福祉サービスヘのニーズに対応する。また、そのために必要な技術開発を行う。
○高齢者・障害者が使いやすい情報通信関連機器・システムの開発等により、これらの人々に十分に配慮した、人に優しい情報バリアフリー環境の整備を推進する。
○国際機関における保健・医療情報等の標準化に向けた検討に対し、積極的に貢献する。
5] 道路・交通・車両分野の情報化
最先端の情報通信関連技術を活用して、道路と車両を一体のシステムとして構築し、渋滞、交通事故、環境の悪化などの道路交通問題の解決、物流の効率化、新たな産業の創出等幅広い社会経済効果が期待される高度道路交通システム(ITS)の推進を図る。
このため、以下のような施策を総合的・計画的に推進する。
○既に実用化されている道路交通情報通信システム(VICS)について、情報提供サービスエリアの全国展開やシステムの高度化を推進する。
○自動料金収受システム、安全運転の支援、交通管理の最適化、道路管理の効率化、公共交通の支援、商用車の効率化等について、高度道路交通システム(ITS)推進に関する全体構想に基づき、ITSの情報通信関連技術等に関する研究開発・実証実験の実施や地域におけるITSの推進、ITSに関する国内外における標準化活動等を推進する。
○ITSについて、国際会議等における国際情報交換、国際標準化等の国際協力を積極的に推進する。
6] 公共輸送分野の情報化
情報通信関連技術を活用して、旅客や貨物の輸送に関連する分野において利便性、安全性、効率性等の向上を図る。
このため、以下のような施策を総合的・計画的に推進する。
○ワイヤレスICカードを活用した汎用電子乗車券の導入を促進し、公共交通機関の利便性の向上を図る。