3] 広域型多目的利用
ワンストップサービス型多目的ICカードの発展形態であり、1つのIDコードによって、複数の地域、複数の機関のアプリケーションによるサービスにアクセスできるものである(図6-4)。この形態の多目的ICカードは日本では未だ実現していないし、諸外国においてもほとんど事例がみられないものである。このタイプのシステムとして期待されるのが住民基本台帳ネットワーク・システムである。1枚の住民票カードに記載された住民票コードによって市町村間、県、国の様々なアプリケーションの基本4情報の登録、更新を1つの手続で完了させようとするものである。