利用の仕組みについてa)ゲルトカルテヘの金銭価値充填とb)ゲルトカルテでの支払いという二つの側面から解説する。
1] ゲルトカルテヘの金銭価値充填(図表4-5参照)
(a) 利用者は銀行のロード端末にカードを挿入。オンラインでカードの承認作業が行われる。
(b) 暗証番号と充填希望金額を入力。暗証番号が確認され、口座に十分な資金が入っていれば、指定金額がカードに金銭価値として移行し、口座から当該金額が引き落とされる。(他行発行のカードにも充填が行えるが手数料がかかる)
(c) カード発行主体(銀行)の決済口座(勘定口座)に同じ額が入金(クレジット)される。
(d) 当情報はカード証拠センター(KEZ)にも引き渡されて、KEZではシャドウ・データが作られる。データにはチップカード番号があり不正のチェックができる。