日本財団 図書館


利用の仕組みについてa)ゲルトカルテヘの金銭価値充填とb)ゲルトカルテでの支払いという二つの側面から解説する。

 

1] ゲルトカルテヘの金銭価値充填(図表4-5参照)

 

(a) 利用者は銀行のロード端末にカードを挿入。オンラインでカードの承認作業が行われる。

(b) 暗証番号と充填希望金額を入力。暗証番号が確認され、口座に十分な資金が入っていれば、指定金額がカードに金銭価値として移行し、口座から当該金額が引き落とされる。(他行発行のカードにも充填が行えるが手数料がかかる)

(c) カード発行主体(銀行)の決済口座(勘定口座)に同じ額が入金(クレジット)される。

(d) 当情報はカード証拠センター(KEZ)にも引き渡されて、KEZではシャドウ・データが作られる。データにはチップカード番号があり不正のチェックができる。

 

図表4-5:電子財布への充填

086-1.gif

出典:ICカード総覧'97〜'98

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION