1995年4月から現金・トークン(自動入場機等で使う代用硬貨)の精算から非接触型ICカードのバスカード(プリペイドカード)に切り替え始め、1996年10月時点でカード発行枚数は約180万枚、システムを装備しているバスは8,700台以上、リチャージ(金銭価値再充填)機はキオスク(簡易売店)に1,500台、銀行に200台設置されている。乗客の3割強がカードの利用者になっているという。
運用フローとしては(図表4-3参照)
1] キオスク(簡易売店)や銀行でバスカードを購入する
2] 乗客が利用時にバスカードをリーダ/ライタ(情報読み書き装置)に10cm以内に近づけることで料金徴収が行われる
3] リーダ/ライタに蓄積された徴収料金は情報として自動的にコンピュータ転送される
4] バス会社毎にまとめられた転送情報が指定銀行へ更に転送されて料金支払いが行われる
また、利用に応じて特典も付加されており、5,000ウォンのプリパイドICカードを使い切って再充填すると5%分の料金(250ウォン)が加算される仕組みになっている。