当サービスは1995年にアンダルシア地方の都市コルドバで50万枚のICカードが配布され、19台のキオスク端末が設置されて実証実験が行われた。1997年には人口700万人のアンダルシア地方全体に実用化されて、今は2000年にむけてスペイン全土に対して
1] 総国民4,000万人へのICカード配布
2] 8,000台のキオスク端末設置
3] 厚生福祉センターに2万台を超えるLANPCの設置
を目指している。
(2) ザルツブルグ観光客向けのICカード(オーストリア)
世界でも有名な観光都市ザルツブルグ市では1990年には年間200万人いた観光客が1995年には160万人に減ってしまった(20%減)事態を受け、市当局(観光局)が立ち上がってマーケティングを実施した。そこで実行することとなったのが観光客に満足を提供するツール「ザルツブルグプラスシステム」の開発である。