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図表3-3:民間市場におけるICカードの市場規模推移予測

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出典:ICカード利用ガイドライン(ECOM)

 

(1) 従来からICカードが利用されている分野

 

ポイントカードやメンバーズカードなどの流通・サービス分野、健康・医療分野、企業・学校・ビル内等におけるIDカード分野、車両運行管理や宅配便管理カードなどの交通・運輸分野、あるいはデータキャリア分野等である。ICカードの持つデータキャリア機能を生かして、医療測定機器、カメラ、コンピュータや携帯端末等の外部記憶媒体としての利用分野もある。すでにこの分野では、ICメモリカードが普及しているが、CPUを内蔵しセキュリティ機能が充実するとともに、データ入力端子が少なく小型化が可能なところから、ICカードの需要は今後急速に高まるもの期待される。すでに海外では、今後のコンピュータと通信サービスのインフラとしてICカードを利用するためのコンソーシアムが続々結成され、その実用化のための規格化作業が進められている。

 

 

 

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