2] 事業の内容
(a) 商店街ポイントカードシステム
郊外型大規模小売店舗の進出に対応するため、ポイントカードシステムを導入し、消費者サービスの向上、商店街の連携及び各商店の経営基盤の強化を図ることとした。商店街ポイントカードシステムの事業主体は、滝川情報事業協同組合(通称げんきカード会)であり、事業としては、ポイントカード(げんきカード)の発行及び買得情報の提供などである。
げんきカードは、希望する市民に発行する外、周辺地域の消費者のうち希望者に発行する。
(b) 健康管理カードシステム
市民の健康増進を促進するため、健康管理カードシステムを導入し、市民の健康度のデータベース化及び履歴を含めた測定結果を提供し、健康管理サービスの向上を図ることとした。
健康管理カードシステムの事業主体は、滝川市保健センターである。げんきカードは、保健センターの健康相談に来た市民で希望すれば、発行する。システムの利用は、市民に限定している。げんきカードに記録する情報は、個人基本情報、検査情報、判定情報、健康増進計測情報、健康増進判定情報、自由運動測定情報及び骨粗検査情報などである。
3] ICカードの機能
ICカードシステムでは、JIS準拠でJICSAP(Japan IC Card System Application council:ICカードシステム利用促進協議会)仕様のICカードとCAMを使用し、1枚のICカード(げんきカード)で行政サービスとして健康管理、民間サービスとして商店街のポイント発行による買い物サービスを行っている。
ICチップ内には、健康管理情報と商店街情報が記録されているが、これらの情報は、別々の領域に記録され鍵がかけられている。げんきカードの表側には、カード番号が、裏側には、氏名、カード発行者(連絡先)及び会員への注意事項が記載されている。