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図1-29 傷病者の移動

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7 腹部をけがした場合(腹部外傷)

内臓破裂の可能性があるため、容体に注意しなければならない。

なお、医師の許可があるまでは、飲物や食事は与えてはならない。

・ 手当ての手順

1] 安静体位

着衣を緩め、静かに寝かせる。腹部はさすったり、揉んだりしてはならない。吐き気があれば、顔を横向きにする。

両膝を立てて、その下に枕やタオル等を入れると、腹部の緊張が和らぐ。

また、刺さっている刃物や棒等は抜いてはならない。

2] 呼吸、脈の確認

呼吸、脈の状態を良く観察し、必要に応じて心肺蘇生を行う。

 

図1-30 傷病者の寝かせ方

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