4 人工呼吸と心臓マッサージの組み合せ
呼吸も脈もない場合は、人工呼吸と心臓マッサージを交互に行わなければならない。
(1) 一人で行う方法
人工呼吸を2回実施した後、脈の有無を調べ、脈がなければ心臓マッサージを15回実施する。その後、人工呼吸2回、心臓マッサージ15回を繰り返す。
心臓マッサージのリズムは毎分80〜100回が目安である。
以上の方法で取りあえず1分間実施した後脈を調べる。
なお、10歳程度までの小児の場合は、人工呼吸2回、心臓マッサージ5回行った後、人工呼吸1回、心臓マッサージ5回の組合せを繰り返す。
この場合の心臓マッサージのスピードは小児では、毎分80〜100回、1歳程度までの乳幼児では100〜120回程度が目安である。