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図1-19 乳児に対する心臓マッサージ

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ロ 小児(1〜10歳程度まで)の場合

圧迫部位は成人の場合と同じ所である。

圧迫する際は、片方の掌の肉のついた部分で毎分80〜100回のスピードで、相手の胸が2.5〜3.5cmへこむ程度に圧迫する。

 

図1-20 小児に対する心臓マッサージ

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4 人工呼吸と心臓マッサージの組み合せ

呼吸も脈もない場合は、人工呼吸と心臓マッサージを交互に行わなければならない。

(1) 一人で行う方法

人工呼吸を2回実施した後、脈の有無を調べ、脈がなければ心臓マッサージを15回実施する。その後、人工呼吸2回、心臓マッサージ15回を繰り返す。

心臓マッサージのリズムは毎分80〜100回が目安である。

以上の方法で取りあえず1分間実施した後脈を調べる。

なお、10歳程度までの小児の場合は、人工呼吸2回、心臓マッサージ5回行った後、人工呼吸1回、心臓マッサージ5回の組合せを繰り返す。

この場合の心臓マッサージのスピードは小児では、毎分80〜100回、1歳程度までの乳幼児では100〜120回程度が目安である。

 

 

 

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