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(機関部)

陸→船 全情報量の74.9%が通常航海の通信で占めており、その内の90.5%を補給、陸揚げ業務に関する情報が占めている。

船→陸 全情報量の61.5%が通常航海の通信で占めており、その内の87.4%を補給、陸揚げ業務に関する情報が占めている。

(人事労務管理)

陸→船 全情報量の90.6%が人事管理情報で占めている。その内の89.5%は福利厚生の社会情報である。

船→陸 全情報量の55.7%が人事管理情報であり、31.8%が安全衛星管理情報である。

2] 情報交換の頻度

(甲板部)

陸→船 全通信回数からみると、約30分に1回の割合で陸上から船宛に情報が送り込まれている。

船→陸 全通信回数からみると、約10時間に1回の割合で船から陸上に、要請あるいは報告等の通信が行われている。

(機関部)

陸→船 全通信回数からみると、約4日に1回の割合で陸上から船宛に情報が送り込まれている。

船→陸 全通信回数からみると、約4.4日に1回の割合で船から陸上に要請あるいは報告等の通信が行われている。

(人事労務管理)

陸→船 全通信回数からみると、約20時間に1回の割合で陸上から船宛に情報が送り込まれている。

船→陸 全通信回数からみると、約3日に1回の割合で船から陸上に要請あるいは報告等の通信が行われている。

3] 年間あたりの情報量

情報量の詳細は、「表4-13」に示す通りであるが、甲板部、機関部及び甲・機部の人事労務管理全てを合わせると、年間における陸→船の回数は17,944.8回、船→陸の回数は1,073.5回となり、両者の合計通信回数は19,018.3回である。ただし、この回数には電話で応答しているような場合でも2回と数えている。この通信回数は27.6分に1回の割合で陸上と船間で通信が行われていることになる。

4] 交信時間の集計結果

情報量の詳細は、「表4-13」に示す通りであるが、甲板部、機関部及び甲・機部の人事労務管理全てを合わせると、年間における陸→船の通信時間は12,664.7分であり、船→陸の通信時間は1,796.8分である。これらを合計すると14,461.5分となり約1年間に241時間の通信が行われている。

5] 発信先、発信元の現状

(甲板部)

陸→船 通常航海においては、航海情報として船位測定情報を得るためにNSSから受ける情報が一番多く、次いで気象、海象情報を得るため気象庁・気象情報会社から受けている。その他はほとんど所属会社関係からの情報連絡である。

 

 

 

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