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17] 漁船のメンテナンスチームの結成

[趣旨・目的]

山陰地区の中小造船所、舶用工業事業者は、漁船の修繕に関わっている事業所が大部分を占めており、修繕業の高度化が地区全体の大きな課題となっている。一方、山陰地区の中小造船所は修繕部門の外注依存度が高く、一カ所の造船所で全ての修繕が賄えない。つまり、一隻の漁船を修繕する場合にも、多くの異なる事業所がそれに関わっており、発注側の船主は各部門ごとに修繕の発注を行っている。

そこで、地区内の中小造船所やエンジンメンテナンス会社を中心に、漁船のメンテナンスチームを結成し、一つの窓口で、漁船のメンテナンスを総合的に行える体制を整備することによって、顧客利便性の向上・競争力の強化を図る。

[概要]

○ 地区内の中小造船所やエンジンメンテナンス会社を中心に、漁船のメンテナンスチームを結成し、一つの窓口で、漁船のメンテナンスを総合的に行える体制を整備する。

○ メンテナンスチームは、国内向け(中小漁船、プレジャーボート)と海外向けに分けられる。

○ 漁船の船主及びメンテナンスチームの間で、インターネットなどを活用した情報ネットワークの構築を進め、迅速で効率的なメンテナンス体制の整備を図る。

○ コーディネート役を担う企業の設定や、利益配分のあり方などを検討し、チームの運営方針を明確化する。

○ また、漁船の運航時のトラブルに対し、現場まで出張して沖合修理を行う「海のJAFシステム」についても、総合的なメンテナンス体制の一環として、保険システムを組み合わせながらサービスの提供を行うことを検討する。

 

[方策のイメージ]

漁船のメンテナンスチーム

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