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(6) 新たな取り組みの可能性

 

18] 海洋関連分野への新たな事業展開

中小造船・舶用工業における今後の新規事業展開の方向としては、特に海洋関連分野への期待が大きい。海洋環境保全、海底・海水資源及び海洋エネルギー開発、海洋スペース利用、水産資源開発、海洋レジャー・レクリエーションなど、生活・産業の新たな開発フロンティアとして、大きな注目を集めている。

中でも、海洋浮体構造物(メガフロート、ミニフロート)を活用した海洋空間開発は、社会的にも産業的にも大きな可能性を秘めており、近年その取り組みが活発化している。メガフロートについては、大手の造船及び鉄鋼17社が共同で設立したメガフロート技術研究組合において、実証実験が進められており、下のような活用例が挙げられている。また、中国地区内においても、呉市の「呉地域海洋懇話会」で産業廃棄物処理テストプラントをおよそ100×20×3mのミニフロートに搭載し、発砲スチロール製品のリサイクルなどを行う事業が提案されている。今後、こうした取り組みを背景に、中小造船・舶用工業事業者においても、フロート本体の建設や、搭載施設・設備の整備における事業展開が期待される。

 

海洋浮体構造物(メガフロート、ミニフロート)の活用例

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防災拠点

 

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浮桟橋・釣り桟橋

 

 

 

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