7] 産学官連携による海洋関連懇談会の設立
[趣旨・目的]
中小造船所、舶用工業事業者では、人材や資金、ノウハウの不足から、研究開発を行っていない所や、研究開発の体制が不十分な所が多くを占めており、大学等の研究機関との連携については大部分の事業所で疎遠な状況にある。特に造船・舶用関連以外の研究機関との交流はほとんど行われておらず、今後広く海洋関連でビジネスチャンスの創出を図っていくためには、これらの研究機関を含めて幅広く産学交流・連携を推進していくことが必要である。
そこで、造船・舶用関連に加え、水産、海洋環境、海洋エネルギー、海洋空間創出など海洋関連の幅広い分野の調査研究を行っている研究機関との産学交流・連携を深めるため、海洋関連懇談会を設立し、中小造船所、舶用工業事業者の技術開発活動や新たな産業の創造を図っていく。
[概要]
○ 業界団体のもとで行われている既存の交流機会を拡充する形で、海洋関連の幅広い産学官交流・連携を進めていく海洋関連懇談会を設立する。
○ スクール形式で行う研究報告会に加え、技術開発活動の促進や新規事業創出のための問題点や課題をフリーにディスカッションする場や、サロン的な産学情報交流の場を設ける。
○ 産学官の共同研究、事業化についての検討等、その後の具体的な展開については、原則として各企業、研究機関の間で対応する。