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(1) 中国地区全体で取り組むべき具体的方策

 

1] 荷主・オペレーター・船主との船舶ニーズ懇談会の開催

[趣旨・目的]

各中小造船所や舶用工業事業者は、つくってみたい船や製品の構想は持っているものの、近年の厳しい経営状況等を背景になかなか実現には至っていないのが現状である。一方で、荷主やオペレーター、船主の船舶建造の環境悪化に伴い、造船所や舶用工業事業者の側から積極的な企画・提案を求める声が強まっており、今後、これらのニーズに積極的に対応していくことによって、新たな需要を掘り起こすことは十分可能であると考えられる。

そこで、造船所や舶用工業事業者、荷主・オペレーター・船主が一堂に会する懇談会を開催し、交流機会を拡大して意見を幅広く聞く機会を設けることによって、造船所や舶用工業事業者の企画・提案意欲を高めていく。

[概要]

○ 荷主やオペレーター、船主側の業界団体の協力のもと、造船・舶用関連の業界団体が事務局機能を担って、造船所や舶用工業事業者、荷主・船主が一堂に会する懇談会を開催する。

○ 荷主やオペレーター、船主側との交流を深めながら、造船所や舶用工業事業者に対する船舶ニーズを収集し、造船所・舶用工業事業者側からの企画・提案の参考とする。

○ 造船所や舶用工業事業者側からの企画・提案、事業化についての検討等、その後の具体的な展開については、原則として各企業間において対応する。

 

[方策のイメージ]

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