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○ 取引先に対する業務改善の企画・提案 (舶用/中国地区全体)

自社の非価格競争力を高めるとともに、取引先製品の生産性向上を通じた価格競争力の強化を図るため、取引先に対して、設計や生産工程、資材発注などに関する業務改善の企画・提案を行う。

○ 製品のライフサイクル・サポートの強化 (舶用/中国地区全体)

船主、造船業との連携を中心とした保守ネットワークの整備により、舶用機器等の故障対応の迅速化、予防保守、機器の改良情報の入手などライフサイクル・サポートの体制を構築・強化する。

◎ 荷主・オペレーター・船主との船舶ニーズ懇談会の開催 (造船・舶用/中国地区全体)

造船所や舶用工業事業者、荷主・オペレーター・船主が一堂に会する懇談会を開催し、交流機会を拡大して意見を幅広く聞く機会を設けることによって、造船所や舶用工業事業者の企画・提案意欲を高めていく。

※ 「荷主・オペレーター・船主との船舶ニーズ懇談会の開催」については、中小造船業の方策としても挙げている。

 

[方向4]] 技術開発力の強化

○ 研究機関との積極的な交流

大学や公設試験研究機関等の主催する交流会、交流サロン、研究会などの場を通じ、研究者との人的交流を深めるとともに、こうした研究機関への相談窓口にもなっている国立大学の地域共同研究センターや研究者情報データベースなども活用しながら、具体的な技術相談や共同研究開発などを進める。

◎ 大手造船所等の未利用特許技術の活用 (造船・舶用/中国地区全体)

中小造船所、舶用工業事業者が共同で、未利用特許の導入の受け皿(研究会)をつくり、未利用特許を保有している大手企業や研究機関の担当技術者による具体的な情報提供や、知的所有権センターのアドバイザーによる助言をもとに、技術開発や新規事業育成への可能性を探る。

◎ 標準化船の共同企画・設計プロジェクトの実施 (造船・舶用/広島県西部・山口県東部地区)

中小造船所が中心となり、舶用工業事業者、船舶設計業者、内航海運業者とともに、標準化船の共同企画・設計のプロジェクトチームをつくり、標準化船の建造を進める。

◎ 内航近代化船の共同開発プロジェクトの実施 (造船・舶用/広島県西部・山口県東部地区)

中小造船、舶用工業をはじめ、大学、公設試験研究機関などの協力を得て、共同開発のプロジェクトチームをつくり、内航近代化船の開発・建造を進める。

 

 

 

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