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(ヒアリング・アンケートで提示された意見[抜粋]・つづき)

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[造船課題7]] 情報収集力の強化

造船業では“造船屋”としての固有意識の高い事業所が多く、場合によっては他の業種との交流や事業多角化の妨げとなってきた。また、同業である他の造船所や、大学等の研究機関との連携についても、船主や舶用事業者との連携に比べて疎遠であり、情報交換などもなかなか行われないのが現状である。本業の強化を図る上でも、新規需要の創出を目指す上でも、まず関連する情報を幅広く収集することが必要である。

 

(ヒアリング・アンケートで提示された意見[抜粋])

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[造船課題8]] 海事サービス業としての修繕船業の高度化

用船料の低迷による修繕費抑制、船舶定期検査の期間延長などにより、修繕船業の動向は厳しさを増しているが、新造船に比べての仕事量の安定性、収益面での優位性などの特徴を高めながら、アフターサービスとしての新造船との適切な組み合わせ、あるいは専業化などに戦略的に取り組むことが求められる。また、高い技能と経験を有する中国地区の中小造船業ならではの付加価値の高いサービスの提供に取り組むことによって、海事サービス業としての修繕船業の高度化を図ることが必要である。

 

(ポテンシャル)

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