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一方、国際競争の激化や、景気低迷による販売価格の下落を背景に、荷主の物流コスト削減に対する関心は一層高くなっており、情報通信技術の進歩と相まって、輸送システム自体の大きな変革をもたらすと考えられる。

3] 内航海運における輸送効率化への取り組み

内航海運においては、従来より荷役時間の短縮、配船の効率化等が進められ、また船舶等の技術面での改善によって、内航海運における輸送効率の向上や、省人化、省エネルギー化等による輸送コストの低減が図られてきた。

一方、近隣諸国等との国際競争の激化、特に石油業界における規制緩和等を背景として、荷主側の経営環境は一段と厳しさを増しており、物流コスト削減を含めたより一層の経営合理化が進められている。そうした中、内航海運においても、これまで以上に輸送の効率化を進めていくことが求められている。

 このため、船舶の改善等のハード面の対応を進めるとともに、ソフト面での対応としてEDI(電子データ化した情報交換によって作業の効率化を図る仕組み)等の情報システムの整備、配船・船員配乗等についての事業者間での共同体制の整備等を推進していくことが課題となっている。

 

内航船の技術的改良の方向

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(資料)内航新聞社「日本の内航海運の現状と課題〜明日への指針」平成8年

 

 

 

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