6] 経常利益の推移
平成7〜9年度の経常利益の推移については、「横ばい傾向」という事業所が40.4%を占めている。一方、「赤字が拡大」という事業所も28.1%を占め、「黒字から赤字へ」という事業所も29.8%を占めている。
7] 今後の経営見通し
今後の経営の見通しについて、「A. 船腹調整制度廃止の調整時期(今年度から実施されている内航海運暫定措置事業の実施時期、今後およそ5年間を想定)」「B. 船腹調整制度の廃止以降(およそ5年後以降を想定)」の2つの時期に分けて尋ねたところ、Aの調整時期については、経営状況が上向くと予想する事業所はなく、売上高、経常利益とも「減少傾向」「やや減少」と予想する事業所が合わせて7割前後を占めている。
また、調整時期の終わった、中長期的な経営見通しについては、短期的な見通しに比べて全般的にやや持ち直す傾向が見られるものの、売上高、経常利益とも、「やや増加傾向」と予想する事業所は1割強に限られている。
A. 船腹調整制度廃止の調整時期(今後およそ5年間)の経営見通し
B. 船腹調整制度の廃止以降(およそ5年後以降)の経営見通し
8] 事業規模に関する今後の方針
「現状を維持する」という事業所が54.5%を占めている。「拡張を図る」という事業所も17.5%を占めているが、「縮小を図る」という事業所も10.5%ある。
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