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また、建造量の多い九州、四国、中国の3地域では、1隻当たりの総トン数及び1隻当たりの船価も大きく、これらの地域では他の地域に比べて船価の高い大型船の建造が主体になっている状況が窺える。

 

1隻当たり総トン数及び1隻当たり船価(平成9年)

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(注)地域区分は各地方運輸局等の管轄区域(沖縄は九州に含む)。

(資料)「運輸省造船造機統計月報」

 

一方、修繕高では関東、中国、九州の3地域の金額が大きく、四国は建造量の水準に比べてあまり大きくない。関東は横浜港などの大型港に近いといった地理的条件もあって、整備・検査を行う船舶が多いものと思われる。国籍別に見ると、各地区とも日本船が大部分を占めているが、中国はそうした中で外国船の割合が比較的高いのが特徴的である。外国の船主からも、造船所の技術レベルや納期、価格などで高い評価を受けている状況が窺える。

 

国内における地域別鋼船修繕高(平成9年)

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(注)地域区分は各地方運輸局等の管轄区域(沖縄は九州に含む)。

(資料)運輸省「造船造機統計月報」

 

 

 

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