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2. 長江水運の評価

 

長江水運の評価として次のように指摘されることが一般的である。

 

長江水運の評価

1. 増水、渇水等により輸送が安定的に供給されない

2. スケジュールの安定性がない

3. トラシジットタイムが長い

 

「長江水運の輸送潜在能力は鉄道線路換算で14本あるが、現行では2本分程度に過ぎない」ということばが、長江水運のポテンシャルを語る際によく引用される。

しかし、流域の代表的な都市である南京、武漢、重慶各港のコンテナ取扱状況をみても、上海港に比較して取扱実績はきわめて小さく、長江のコンテナ輸送は低調である。

 

図表2-1. 長江流域都市の水運コンテナ扱い量

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出所)「平成9年度長江流域の物流システム調査報告書」

日中上海・長江─神戸・阪神交易促進日本委員会江海専用船特別委員会

 

 

 

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