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こういう困難な仕事が幾つか待っておりますが、私達はこれから国内で何をしなくちゃいけないかと言うと、日本で今一番弱い所つまりJoidesに相当する研究者の草の根グループと言いますか、要するにproposal driverでモノが動いて行くような、そう言う精神的な構造とhardwareとしての人的リリースを創ると言う事ですね。これから先は余談になりますが、きのう、一昨日、今日と変先生方の大変立派な内容のご講演を伺いまして、随分勉強になるな、久し振りで勉強したなと思って、ホクソ笑んでいた所ですね、先程、日向さんから随分お叱りの言葉を受けたような気がしまして、日本人は仮説検証型の体質を持っておらんと、要するにasumptionとprovementと言う事がどうも苦手な国民であると、確かにそうおっしゃられると我々その弱い所があります。このOD21プログラムを立てるについても、その仮説の部分を随分勉強して強化したつもりなんですが、まだ外の方から見ると日本の考え方は甘い所がある、と思われるだろうと思います。もしそう言うお考えで日本の方向を眺めておられる方がおられたら、ぜひこの際、相当私どもきついお話でもチャンと伺う覚悟が出来ておりますので、floorの方からご意見を頂ければ私としては有難いと思います。どうも有り難うございました。

 

(Briden)

どうも有り難うございます。

殆どの方が、まだこのチャートをご覧になって無いんじゃないかと思います。今お見せになった図です。どうやってこれを作るかと言うコンセプトは、皆様方には初めてのものじゃないかと思うんです。もしかしたら、これについてご質問とかコメントがあると思いますね。今迄の計画について木下先生からの説明、何かそれについて皆さんご質問したい事があるんじゃないですか?如何でしょうか?

完全にclearに説明したと言う事で、皆さん納得という事ではないですか。

東さんどうぞ。

 

(東)

今、色々OHPを見せて頂きまして、我々のice-coreのcommunityでも全く同じ問題がありまして本当に似て居ると言うので驚きました。やはりODPのような計画と言うのはかなり時間が掛かる計画だという事が良く分かりますけれども、ice-coreの方も全く同じでして、何年も前から準備をしてやっと掘る事が出来る。掘った後もその解析にものすごく時間が掛かるという様な、そう言う性質を持ったものです。最近日本の場合は、割と色んなprojectにお金が付き易くなって居るんですけれども、どちらかと言うと短期的なものになって来てしまっている様なそんな傾向があるような気がするのですが、こういう息の長いprojectをこれからもどんどん推進して行ける様な体制が出来て来るといいと思います。それから後、やはりこういう息の長い計画を続ける為には若い研究者を育てて行かないといけないと思うんですが、又、最近、中々すぐ短期間で成果が出るものと言うのが求められてしまう傾向がありますので、そう言う、また、勿論それも必要なんですけれども、それと同時に長い期間でじっくり研究して行く様なテーマにも力を入れて行ければいいと思います。

 

(Brlden)

木下先生どうぞ

 

(木下)

これからinternationalに若い人達をどうやって育てて確保して行くのか、これはアメリカでも、ロシアでも、中国でも、top-heavyになってますよね。どこへ行って見ても、今にもひっくり返りそうになってません。こうなってね。シミュレーションすれば必ずひっくり返るに決まっている。

 

 

 

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