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お金を払う所、それをhandleする所迄はいいのですが、その下をこれからどうやって固めて行くかという事を、それからJOIDESに相当する日本の国内研究者をどういう風に教育して、その数を増やして行って、研究組織を立ち上げて行くか、立ち上げて行くという言い方はいけませんが、OD21の為にsolidify(結束)して行くか、と言う様な事をこれから考えなくちゃいけない訳ですね。それが出来て初めてODPとOD21が対等な組織を持って、そしてやがてゴールインして、Intepated Quan Drillinmg Program(IODP)と言う風に動いて行く訳です。この会場にご出席の皆様で、あるいは勘違いされている方がおられるかもしれませんので、敢えて申しますが、OD21のRiser付きshipと言うのが出来れば、きのう今日、お話頂いている研究計画が全部出来るかと言うと、とんでもない間違いでして、ODPの現在の船とそれに似たもの、それと、深堀の効くRiser ship、この2つがあって初めて、例えばseismogenic zoneのような問題が徹底して研究出来るという事になります。IODPというのははっきりとした転移をして、将来もしかしてfoundingの問題で難しい事が出るかも知れませんが、今、世界の共通認識はJoides Resolutionあるいはそれの代替船と、日本が今造ろうと提案しているRiser船、これを使った合同体であるという事を御理解頂きたいと思います。簡単に申しますと、Joides Resolutionは、早く多く浅く掘る事が、多分その目的になって来るでしょう。それからOD21 shipはlヶの孔に1年とか、1年半掛けて、時間を掛けて、ゆっくりやるという事になると思います。

 

(次のslide)(OHP-8)

これから私達が皆様と御一緒になってやって行かなくちゃいけないという問題を、time scaleをいい加減に書きながら表して見たものですが、現在1999年におります。今、我々はシンポジウムをここでやっている訳ですが、まず船が出来る、出来ると皆喜んで騒いでいる部分がありますが、まず、船をDesignして、造って水に浮かぶことが出来たとしても、それは2003年頃になります。その間にやらなくてはならない事は、Haed wareとしては、掘る道具を作らなければならないし、それから、掘った孔をどうするかと言うその為の道具も作って準備しておかなくてはいけないという事があります。このコアサンプリングシステムと書いてありますのは簡単に言いますと、孔を開ける道具、それからlong-term monitering systemと書いてありますのは、これは開いた孔をどう有効に使うかと言うことのためのhandlingの為のhardwareです。この2つは現在のODPの計画と仲良くcolaborateしながら、研究開発を進めて行くと言う、これがさっきKate Moranが言っていた、ODPとOD21の連携プレーの最初の事業です。Joides Resolutionの上で、これだけの経験を積んで、良い、悪いのevoluationを受けて、初めてfeed-backして自分達の造ろうとしている船にそれが使えるかどうか、もう一度re-evoluationしながら組立てて行くという事になります。そして最後にうまく行ったという認識が出たらinternationalizationという事になりますが。

 

(次のslideをどうぞ)(OHP-9)

じゃあhardwareは決まりましたけれども、その間にscieutistがやらなきゃいけない事は何があるか。細かい事は1つ1つは省略致しますが、先ずどこに行って孔を掘って何をするかと、場所を決めたらその周りを徹底して調べる事が必要になります。ここにはseismicとしか書いてありませんが、seismicだけではとても駄目で、heat-flowも要りますし、magneも重力も要る訳ですね。猛烈な探査作業をやらなくちゃいけない。それからそうこうする間に、drillingプランの詳しく日程表を作って行かなくちゃいけない。それから後は、まあ少し外部との交渉事、コンタクト問題になりますが、そこに孔を掘る許可を貰ったり、何だかんだ、漁業組合との交渉したり、と言う様な事、それは2次的な問題ですけれども、scientistとしては3番目迄を、非常にしっかり出発点から中途経過から、ここで出来る結果の予測まで立てた上でして行かなくちゃいけないんですが、1つの孔を掘るのにこれだけ計画から実行までに時間を掛けるという事を良くご理解頂きたいと思います。ODPでも大体これ位時間を掛けてています。それよりももっと深い孔、でかい孔を掘ると言うんですから、相当慎重にしなくてはいけないという事でございます。

 

(次、お願いします)(OHP-10)

さて、じゃあship construction(船の建造)につきましてはどんな手順で考えておりますか、という簡単なdiagramですが(ホントは、あそこの四角い枠の中には、幾ら要る、幾ら要る、とお金の枠が入るんですが今日はそう言う生臭い話は止めまして)、先ず船のdesignから初めてこれからその次に船の上に載せるヤグラ、さっきをtop drive方式がどうのこうのというお話がありましたが、そう言ったdrillingのtoolを造る事、それから3番目にRiserを含めた船の下の部分を造る事、ですからダンダン出発して先ず枠を作って載せるものを造って、その先に付くモノを使う訳ですが、これは日本の国民に良く理解して頂かなきゃいけないのは、これは潰れる可能性があると言う、そういうdiagramです。

 

 

 

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