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Excitementが有るという事です。私が学生の時、アポロ計画が有りました。そして、月の岩石というものが地球に持ち帰られたとういう事があった訳です。色んな岩石の研究者その他が、この小さな岩石についての解析を行ったという時代がありました。これでこの何と言うか、惑星科学に飛躍的な進歩があったのです。ですから、この湖沼の掘削とか、陸上掘削あるいは氷床掘削に関しても、多くの人達が一緒になって、コアを一緒に探査する、全ての関心というものをこのサンプルに集中すると言う事になりますと、サンプルのqualityが大変良いという事で、この様な共同努力というものが学際的な形で行われる事になれば、巨大な進歩、飛躍というものが地球システムの理解に生まれるのではないかと思うのです。ですからロビンソンさんのおっしゃる事は良く分かります。やはりもっとフォーカスのとれた形で比較的少数の精製されたプロジェクトに傾注すべきではないか。OD21は、確かに理想的なツールではないかと思います。我々はこれを使ってベストな回答を得る事が出来る、また最適な人を使って-世界中のベストな人を使って-そのツールを使って掘削が出来るんだと。これは海底の非常に深部を掘削する事が出来る、またこれは三つの非常に理想的な組み合わせではないかと思います。また、三つのリソースを理想的に組み合わせられる。ですから、どうやってこの様な努力をするかという事を具体的に考える段階に来ているんじゃないでしょうか。

 

(Briden)

McGregorさん、どうぞ。

 

(McGregor)

NSF米国科学財団から来ています、McGregorです。ちょっと幾つかコメントを申し上げたい事があります。

まず最初に大変驚いた点ですが、モランさんのおっしゃった事、エマーマンさんのおっしゃった事、それから東さんのおっしゃった事ですが。共同な科学的なテーマの中に重複があるということです。これは完全に異なるコミュニティーに中を、またがっている課題がある。ロビンソンさんもおっしゃったことですが、一つはこれを構造化して行く、組織化して行くと言うのは、科学をこれらのいわゆるintelectual committee、既に在るものを使って勉強した科学的な問題事を、一緒に協力して見ていくという事です。と言うことは、各々の高解像の記録というものを、例えば海洋陸域、それから氷床ということで見て、お互いの交換をしていく、また古い記録というもの、例えば何億年というもので気候変動をこういうスケールで見ていく、というような力が生まれてくると思うのです。ですから恐らく一つのやり方として、これらの非常に大きなintelectualテーマの中で力を結集して、適切な技術を使い、この様な巨大な問題への解決へ努めると言う事じゃないでしょうか。二番目の点ですが、これは非常に健全なプログラムだという風に思うんですが、やはりこの様なこのアプローチをとって行くというのは、科学というのは非常に混乱したものですね。ですから、機会をどうやって捕らえるかと、また色々な機会が混沌としている中で生まれて、組織化して行かなければいけない。ですから、こういう機会を新しい科学の中に混とんとした中から組織化するという事、バランスを取る事が難しい重要な点だと思うのです。

 

(Briden)

平先生、どうぞ。

 

(平)

私も幾つかのコメントをしたいと思うんですけれども、先程浦辺さんがこう言う機会を持つ事と、要するに色んなdrilling programがこういう大きなscaleで一緒になって話し合いを持つ事はこれ迄少なかった、殆ど初めての機会だと、そう言う話をされていましたが、ice core drillingも40年やって居るという事も聞きましたし、それから色んなlake drillingによっては非常に長いhistoryがある。で、なぜ今迄無かったかという事を少し考えてみたんですけれども、それはplanning structureが無かったせいなのか、あるいは誰か非常に強いリーダーシップを持つ人が居なかったのか、あるいはscienceそのものなのか、という事を考えたのですが、やはりこれはscienceそのもので先程から皆さん言われている様に、地球をシステムとして考えてお互いに非常にリンクした問題、固体の地球と実は上のボーという表層のものはものすごくリンクしている事をはっきり認識出来たのは実は最近の事なんだろう。

 

 

 

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