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(Briden)

どうも有り難うございます。

さて、ここで休みまして7つの視点から色々お話を伺いました。各々非常に価値のあるお話を頂いておりますし、しかしforumに出席していらっしゃる方からの御意見をお願いしたいと思います。ですから、会場の皆様からもぜひ御意見を聞かせて頂きたいと思います。皆様少しお考えになっている時間の間、まず私は10年も20年もの間知っております、米国からの友人でこの会場にいらっしゃる方に対して、これほど静かに議論を聞いて頂いている事に驚いております。恐らく米国の参加者は多くの意見を述べて頂けると思います。で、出来ればこれから御出席の皆様との間のdiscussionを行いたいと思います。ぜひご発言頂きたいと思います。静かにしているのはあだ討ちですよ。ロビンソン先生どうぞ。

 

(Robinson)

ポール・ロビンソンです。ダーハース大学から来ております。私は深海掘削のプログラムに長年色んな立場で参加しています。そして色んな陸上ベースの掘削プログラムにも参加しております。まあ、おっしゃられた事は殆ど賛成なのです。特にケビン・バークさんのおっしゃった国際的な深海掘削プログラムの必要性、特に一般的な海洋プロジェクト、そう言うものが通る国際的な交換の非常に重要な場になっている、殆ど前にこの掘削クラブでここの聴衆の方にもお会いしてます。ですから、これは非常に強い点ではないかと思いますし、今回このフォーラムというのは非常に重要なきっかけにもなると思います。ODPは沢山の成功があると思います。また、長年の間、私が感じている事ですが、まだ十分な潜在的な可能性を発揮していないとも思うんです。我々としては新たな方向を考えて、新しいやり方をする、新しい機構を作る時期ではないかとも思います。具体的に言いますと、我々がやはり深海掘削からやらなければいけない、OD21からやらなければいけない、その他の掘削プログラムからやらなければいけないのは、異なるこの構造というもの、各国と違うプランをしなければいけない、例えば深海掘削に関しては、努力があまり、あまり重要ではないようなプロジェクトの方に注がれてしまうという事も多かった訳です。で、もちろん自分達には関心はあっても、必ずしもより広いテーマの中では、適合しないものもあった訳です。ですから我々としては、もっと地球科学システムというものを考えるOD21、これをODPと共にあるいは陸上の掘削プログラムと一緒にして、非常に数は少ないけれどもpriorityの高いプログラムに傾注すべきではないかと思います。今5年間のサイクルという話がありましたけれども、我々としは4つ最大5つ位のトピックでいいのではないかと思います。そして全ての努力をそこに結集すると、ODP、OD21を通じて結集して、そしてまた陸上ベースの掘削を関連させて、その他の調査も関連させていくという事が重要ではないでしょうか。一つ、我々は掘削の中で、他のアプローチというものを入れないという事がありますが、陸上の方は準備が必要ですし、また追加の色んな準備も必要だと言えます。海洋よりも色んな準備が要るという事も有るんです。ですからやはり我々としては、この計画段階をもう少し慎重に考えなければいけない、異なるスキームを作って努力をもっと組織化するという事が必要ではないかと思います。また、色んな計画、策定というのをODPでは繰り返してやっておりました。COSOD I、COSOD II、その他にも色々なmeetingも行なった訳です。で、私の意見では、この中の沢山のプロポーザルの内の僅かだけがきちんと解決したように思うのです。という事は、ODPが成功していないと言う事ではありません。海洋の、あるいは地球というものの理解を助けたことは事実なんですが、もっと努力を傾注する、あるいは結集することで、より良い成果が出るんではないかと思います。

 

(Briden)

どうも有り難うございます。浦辺先生、どうぞ。

 

(浦辺)

今、ロビンソンさんは大変重要な点をおっしゃったと思います。一つこの掘削科学の重要な特徴というのは、非常にフォーカスのとれた良い成果が生まれるという事です。

 

 

 

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