

図5-23 かけまわし80トン型 イカ箱詰め
図5-23より、かけまわし漁法80トン型の船楼甲板でイカを箱詰めする場合、選別する場合、「前傾(30〜60°)」54.9%が多く、次に「前傾(60〜90°)」12.2%となっていた。かけまわし漁法80トン型のイカの箱詰め作業は、氷を入れた発泡スチロールの箱(550×350×116?)を何段か積み重ねて、イカの形をそろえながら入れていた。そのため「前傾(30〜60°)」が多くみられた。

図5-24 かけまわし80トン型 タラ選別
図5-24よりタラの選別をする作業者の姿勢は「前傾(60〜90°)」49.1%が多く、次に「前傾(30〜60°)」25.8%、「(前傾しながら)運び(30°未満)」11.3%となっていた。イカに比べてタラは重量があるため床に直接漁獲物を置いて、前傾姿勢で掴んで選別していたため「前傾」が多く見られた。

図5-25 かけまわし80トン型 タラ箱詰め
図5-25よりタラの箱詰めする作業者の姿勢は「(前傾しながら)運び(60〜90°)」43.0%が多く、次に「前傾(60〜90°)」18.3%、「(前傾しながら)運び(30〜60°)」16.6%となっていた。イカに比べてタラは重量があり、さらに木箱(600×360×120? 風袋3.5kg)に詰めるために直接漁獲物を置いて、箱詰めをしていたため「(前傾しながら)運び(60〜90°)」が多く見られた。
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