
図5-7 かけまわし80トン型 ワーピングエンド操作
要素動作コード:
1.「手を伸ばす」2.「運ぶ」3.「まわす」4.「圧して回す」5.「つかむ」6.「合わせる」7.「引っ張る(右手)」8.「引っ張る(左手)」9.「放つ」10.「引き放つ」11.「手待ち」12.「その他」

図5-8 かけまわし80トン型 ワーピングエンド操作

図5-9 かけまわし80トン型 ワーピングエンド操作
かけまわし漁法80トン型は、通常揚網の際、カーゴウインチを使用しており、ワーピングエンドを操作する作業は、大量に水揚げがあったときの一回だけであり、右側だけで僅かな操作時間のために手待ちは発生していない。かけまわし漁法80トン型の揚網作業は、ワーピングエンドにワイヤーを巻き付けて(「まわす」)いる時の所要時間は1.2秒/サイクル、ワイヤーを引っ張る作業は「つかむ」→「放つ」を1サイクルとすると0.5秒となっている。1秒毎の要素動作(図5-8)では、「手待ち」が約60%を占めているが2回目の右側については47%となっていた。その他「まわす」、「つかむ」、「放つ」の27%ずっとなった。作業姿勢の頻度(図5-9)をみると、「前傾(30°未満)」が100%となった。