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図5-4 かけまわし125トン型 ワーピングエンドの処理


要素動作コード:
1.「手を伸ばす」2.「運ぶ」3.「まわす」4.「圧して回す」5.「つかむ」6.「合わせる」7.「引っ張る(右手)」8.「引っ張る(左手)」9.「放つ」10.「引き放つ」11.「手待ち」12.「その他」


図5-5 かけまわし125トン型 ワーピングエンド操作


図5-6 かけまわし125トン型 ワーピングエンド操作

 かけまわし漁法125トン型の揚網作業のワーピングエンドを操作する時系列の変化(図5-4)は、オッタートロール漁法125トン型と同様に左右交互にワーピングエンドにワイヤーを巻きつけて(「まわす」)、ワイヤーを「つかみ」、送り、「放す」ことが明らかになった。作業の後、3秒から35秒の「手待ち」を行っており、この間は他の作業者がストロップを回しフックを掛ける作業をしている時間である。ワーピングエンドにワイヤーを巻き付けている時の所要時間は0.5〜2.0秒/サイクル、ワイヤーを引っ張る作業は「つかむ」→「放つ」を1サイクルとすると0.6〜2.0秒となっている。1秒毎の要素動作では(図5-5)では、「手待ち」が約60%を占めいるが2回目の右側については47%となっていた。その他「まわす」、「つかむ」、「放つ」の要素が見られる。作業姿勢の頻度(図5-6)をみると、「立位」、「前傾(30°未満)」がそれぞれ40%〜60%を占めていたが、「前傾(30〜60°)」もみられた。

 

 

 

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