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5-2. 作業場所と作業動線、滞留位置

 ローラー等の機器に巻き込まれる、網の上を歩くことによる転倒などが多い揚網作業の中で、網をつり上げる作業の作業場所と作業動線、滞留位置を、かけまわし漁法125トン型を対象に1秒毎に分析した。

5-3. 動作姿勢分析

 揚網作業の網を吊り上げる作業、上甲板での漁獲物を選別する作業についての作業姿勢をかけまわし漁法125トン型とかけまわし漁法80トン型を対象に1秒毎に分析した。さらに、かけまわし漁法80トン型については漁種(イカ、タラ)、作業別(選別、箱詰め)毎に作業姿勢を分析した。
*オッタートロール漁法125トン型は、今回調査で乗船した際には選別作業はなかった。
 作業姿勢の分類を、「5-1.動作姿勢」よりさらに詳細に行い、1.「立位」、2.「前傾(30°未満)」、3.「前傾(30〜60°)」、4.「前傾(60〜90°)」、5.「前屈」、6.「(前傾しながら)運び(30°未満)」、7.「(前傾しながら)運び(30〜60°)」、8.「(前傾しながら)運び(60〜90°)」、9.「(立位での)運び・移動」、10.「しゃがみ」、11.「背伸び」、12.「移動(空手移動)」、13.「運び(カート移動)」、14.「リスク姿勢(網の上を歩く、漁獲物の上を歩く)」とした。


写真5 イカの箱詰め作業(かけまわし漁法 80トン型)


写真6 タラの箱詰め作業(かけまわし漁法 80トン型)

 

 

 

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