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Data Storage & Retrieval Systemsについては(Mr.Art Beckman;Senior Product Manager Mr.Forrest King;Manager,Removable Media & Automation,Advanced Systems Development)、特にOil/Gas、Boeing社の風洞試験Data等沢山のData Base作成の実績が有ることが分かった。

特にScalability(拡張性)とBandwidthに優れており、港湾施設・水域調査ユニットの作るData Base作りに使えるものの一つであることが分かった。

 

同社は5,000人がこのMountain Viewにおり、後の5,000人が米国のMinesota等及び世界中に散らばっている。このCampusは実に瀟洒で、美しい町並みを構成している。

 

8.2 国内調査

 

8.2.1 平成10年度第1回委員会

常陸那珂港および「旋回式マルチナロービームソナーシステム」見学メモ

 

現在研究中である調査ユニットにおいて、水中部の3次元形状計測データは、マルチナロービーム測深ソナーを用いたシステムによって計測することを考えている。

そこで、具体的なマルチナロービーム測深ソナーの仕様実績を見学するため、第1回の委員会の開催とともに、常陸那珂港において、マルチナロービーム測深ソナーを用いたシステムを導入・使用している五洋建設(株)を訪問し、システムについての説明を受けるとともに、実機を見学したので、以下にその内容を紹介する。

 

(1) マルチナロービームソナーシステム概要

本システムは、レゾン社製のマルチナロービーム測深機「SEABAT 9001S」を中核としたシステムで、船上計測処理システムと後処理システムからなり、計測方法として旋回式(停泊している船舶に設置したソナーヘッド部分を機械的に旋回させる方式)と、自航式がある。

船上計測システムでは、GPS、動揺補正センサ、方位センサなどの情報を使い、船舶の位置表示、測定領域の表示をリアルタイムで行うとともに、海底の地盤状態も(生データを基に)表示することができる。

また、後処理を行うことによってエラーデータの除去等が可能で、3次元の鳥瞰図やカラーコンター図、断面図等の出力が可能である。

本システムの特徴としては、精密モーターを組み合わせたソナーヘッド旋回装置と、船上計測システムにおいて、独自のGPSデータを用いた船位情報等のリアルタイム表示Windowsソフトウェアである。

 

 

 

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