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4.3 今後の開発項目の抽出

前述したように、調査ユニット構成機器各々については、十分適用可能で、実現性があるとの見通しを持つことができた。

しかし、本ユニットに要求されている仕様は「システム」としての機能であるため、これらの構成機器をどの様にシステム化していくかが重要なポイントとなる。

 

システム化のポイントとして

・水中部と気中部のデータを繋ぎ合わせるデータフュージョン

・調査ユニット全体としての計測精度の検討

・活用しやすいデータの仕様とデータベースの構築

があげられる。

 

中でも、3次元計測の精度については、写真測量の精度をはじめとして不確定なものが多く、今後これらを早急に定量的に把握する必要性がある。また、逆にシステムとしての精度を得るために、データのフォーマットが自ずと決定されることが予想される。

今後は、そのデータフォーマットを念頭に置きつつデータフュージョンソフトウェアの作成を行い、平行して平常時に活用しやすいデータベースの要目についての検討を進める。

 

 

 

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