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また、小型のマルチナロービームで有名なRESON社も、新機種であるSea-bat 8101をリリースしており、両者の主要目を比較すると以下のとおりである。

 

<マルチビーム超音波測深機 性能比較表>

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どちらの製品も、基本性能としては両者とも遜色無く、世界的に見ても、この種のソナーとしてはトップレベルの製品である。

超音波を用いる音響測深機は、先に述べたように水温等の影響により、ある程度の誤差が生じてしまう。それを考慮しつつ、GPS、動揺等の補正装置と含めてシステムで考えることが前提である。

機種を選定する上では、システムとしての使い勝手、周辺機器とのバランスなどが重要な選択要素となる。

 

4.1.4 陸上構造物三次元測量装置

現在、陸上構造物三次元測量装置として、デジタルカメラを用いた写真計測システムについて検討しており、先に述べた「測量・設計システム展'98」、「日本測量調査技術発表会」等に参加するとともに、メーカーに対して調査を行い、その構成について検討を行った。

 

4.1.4.1 写真計測ソフトウェア

現在、陸上構造物三次元測量装置として、デジタルカメラを用いた写真計測システムについて検討しており、 PC上で写真計測を行うことができる、アジア航測(株)のソフトウェア「計測名人」について、メーカーを訪問するなどして、調査を行った。

「計測名人」は、工事現場等の測量用に開発されたソフトウェアであり、デジタルカメラの画像を用いて、画面上で基準点を会わせて、座標データを獲得し、三次元の測量データ(位置の座標データ)を得ることができる。

また、これを後処理可能なように、標準的なCADソフトのフォーマットであるDXFフォーマット等で出力することが可能である。

 

 

 

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