実際の航行時には機関出力当たりの燃料消費量(燃料消費率SFC;g/PSh)は負荷の割合によって異なることが予想されるが、上式は機関の規模のみをパラメータにしており、負荷割合は考慮していない。しかし、巡航状態での負荷割合は0.75〜0.85とMCRに近い状態であることから、燃料消費率(SFC)も定格時の燃焼消費率とほぼ同等であることが期待できる。そこで、巡航時の燃料消費量も、上記と同じ式を用いた。また、負荷率は全ての船舶において一律の0.8を用いた。従って、航行時の燃料消費量は以下のように算定される。
2サイクル
航行時の燃料消費量(kg/h/隻)=0.1801×(主機定格出力×0.8)0.9605
4サイクル
航行時の燃料消費量(kg/h/隻)=0.1335×(主機定格出力×0.8)1.0002
3]各カテゴリにおける搭載主機の4サイクルと2サイクルの隻数割合は、上記
調査のアンケート結果等から、表3.3-21のように設定した。