(2) プロジェクトの抽出方法
各省庁別にみた海洋関連プロジェクトの現状をとりまとめるに際して、海洋関連プロジェクトを図2.1-1のスコープに従って整理した。プロジェクトの分類は、基本的には中央官庁行政機構における1府12省に基づいて行ったが、総理府のみ各外局にまで分け、さらに、各省庁管轄の特殊法人まで考慮に入れた。表中でのプロジェクトの掲載に当たっては、中央官庁行政機構図における省庁順に従った。
文部省については、大学を中心として極めて多数のプロジェクトが実施されているものの、今回のプロジェクトの抽出においては、国家プロジェクトに対象を絞るということから、一部のプロジェクトを抽出するに留めた。ただし、今後の新たなテーマ開拓においては、文部省が実施しているような基礎研究についての解析も必要となることが予想されるため、文部省については次年度に詳細なプロジェクト解析を行う予定である。
プロジェクトの抽出においては、科学技術庁科学技術政策局による「国の試験研究業務計画平成9年版」を参考にした。本資料は、科学技術庁科学技術政策局が、平成8年度に国立試験研究機関等に対して調査を実施したものであり、平成8年度における試験研究業務計画が取りまとめられている。
一方で、平成9年度以降に開始されたプロジェクトについても、代表的なものはプロジェクトリストヘの追加を行った。特に、本資料には掲載されていないものの、海洋との関連性が深いと考えられる石油公団でのプロジェクトについては、「平成8年度石油開発技術センター年報」を参考にした。その他にも、各研究機関の年報およびホームページを適宜参考にした。