慮されている里親)は7.4%、ファミリー里親(一定数以上の児童の委託を受け、住居借り上げ費、人件費の加算等が配慮されている里親)が5.6%と、非常に低い結果であった。(以上、表6)
7 障害や問題のある児童の委託
過去2年以内に、児相が里親に障害や問題のある児童を委託したことがあるかどうか、またその場合とのような児童を委託したかについて聞いたところ、回答なし(N.A.)が58.1%で最も多く、過半数の児相が委託していない。障害や問題のある児童の委託の難渋性や困難性が示される結果であった。
実際に委託された場合についてみると、全体の2割を越えるものはなく、知的に障害のある児童が20.0%のみであり、情緒に障害のある児童が19.4%、非行等行動に問題のある児童が16.9%の順であった。(以上、表7)
8 里親委託後の指導・支援
(1) 指導・支援の実施機関
里親委託後の指導・支援を実際に行っている機関等についてみると、特にどこも行っていないというところは皆無であり、何らかの指導・支援が行われている。