結婚式の前日、おじさん、おばさんに今までの感謝の気持ちを伝えようとしたのですが、言葉がうまくみつからなくて、「今までお世話になりました。」と言うのがやっとでした。そんな私におじさんやおばさんは「敏ちゃんは家の娘と同じだから河合家にお嫁に行ってもいつでも遊びにいらっしゃい。敏ちゃんが幸せになることが私たちの願いだから。」と言って下さいました。私も嫁ぐ頃には、おじさん、おばさんを本当の両親の様に思えるぐらいに心がわかりあえていたので、嫁ぐ喜びもさることながら、遠藤家を離れて行く寂しさで胸が一杯でした。
河合家に嫁いでからも、おじさん、おばさんはちょくちょく電話をくれたり、食事に誘って下さいました。私も普段は主人のお母さんが経営する喫茶店を手伝っていましたので、私に疲れがたまらない様に気を遣ってくれていたのだと思います。
結婚して半年程だった頃、妊娠に気付きました。おばさんにそのことを話すと自分の娘のことのように喜んで下さって、さっそく方位のいい病院を見つけて下さいました。初めて病院へ行く時は善美さんがついてきて下さいました。とても心強かったこ