子どもを見る目が受託者によってはずいぶんと差異があることも分かります。
S君は3歳の正月のとき初めて本事業の体験をしました。報告書では生活習慣で○をもらった数が8つ、社会適応で2つもらいました。また「寝相が悪い、指しゃぶりがひどい、うるさい。」とのコメントがありました。
その後も5歳の夏まで年2回の体験事業を実施されましたが、S君の評価はだんだん下がるばかりです。
4歳のときは生活習慣で○は4つ、社会適応では1つになってしまいました。
5歳の年の夏には生活習慣は8つですが、社会適応には○が1つもありませんでした。
自ら希望して家庭生活事業で子どもを受託された里親さんが子ども嫌いのはずはありません。
しかし、施設でのS君の生活はとても評判のいいものです。一体どうしてしまったのでしょうか。心配です。