児童の委託は、乳児院で養育するなかで、里親さんと関係づくりをして里親委託になることが多く、また児童養護施設で里親さんがボランティア活動として関わりながら関係づくりができ委託したこともありました。
委託当初は、里母以外の家族は抱かれず、里母の裾を握ったまま離れなかったり家族が振り回されることもあったようですが、1ヵ月もすると家の主のような態度に早変わりするなど、あっというまに家族の一員となったようです。こどもが成長するまでには、喜びも悩みもあると思われますが、成人するまで養育していただけるよう願っております。
相談や支援が十分とは言えない面もあると思いますが、気軽に苦労話や自慢話などを教えていただき、里親さんとともに里子の成長を見守っていきたいと思っておりますので、今後とも児童の健全育成のためにご協力いただきますようお願いいたします。
登録里親さんには、養子縁組を希望している方が多いのですが、両親がいる児童、片親がいる児童を家庭的ななかで養育してもらえる養育里親で活発に活動される里親さんが増えることを期待します。