小学校1年生の入学は主人の転勤で、他県の小学校に入学する事になりましたら入学式当日からケンカをする仕末です。担任の先生からは連絡帳に「今日はこの子の為と思いお尻を3つもたたきました。お許し下さい」と書いて来たこともありました。学校でどんな悪い事をしても「他人の子ですから」と言訳はできません。
時には自分を慰めに下手な短歌もつくっていました。
他人(ひと)の子と 言えぬ運命(さだめ)に 胸痛む
何時(いつ)しか晴るる 梅雨時の空
遊びに行ったからと安心はできません。又悪さをして帰って来ます。
度を過ごす 悪さに腹立つ 事あれど
寝顔を見れば 悔いる涙も
手に負えない子でありましても、夜の寝顔を見ますと昼間の悪さはカゲもなく、叱ったことが悔めます。
4年生の夏休みになりまして実の父親から「何とか親子で生活が出来そうになりま