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5] 児童相談所内の養護児童措置に就いて慎重を期し、専門家、養育体験者の意見を反映し唯単に施設定員充足のみの考え方でなく、この児童が社会人としての考えで措置を。

6] 里親促進事業の中で、地域社会への制度普及の為、関係行政機関の支援体制充実が大切と考えられ、特に表2の如く児相の立場で広報体制を取って欲しい。

7] 福祉のネットワーク作り、特に社協内種別協相互に情報交換を重ね、共に取組みが重要と考えられる。

以上里親活動の中で今後の課題としてその一部を述べるに過ぎないが、里親制度が出来半世紀を過ぎながら、児童福祉充実の成果は進まぬ原因は何れに有るか、今後共検討を重ねる必要があると考えられる。全国組織の里親会で立派なリーダを戴きながら、末端地方自治体に於ての取組みのバラつき又直接担当官によりその成果の異り方、又里親会活動に於ても反省する必要があると痛感させられ、里親会としても特にボランティア精神を発揮し吾々としても学習を重ねつつ活動する事が大切だと思われる。二〇世紀末の異常な事件の多い中で、明るい社会を迎える二十一世紀に向いて、之を

 

 

 

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