(3) 里親会今後の課題
里親制度の普及徹底を計るために、国として又県として抜本的社会福祉政策の見直しが重要と考えられる。
1] 児童問題の多様化、複雑化する中で、まず子供の立場に立って、特に養護児童個々の立場を考え、施設又里親何れかに措置するか慎重を期して欲しい、いづれの場合でも地域の理解と支援が必要と思われる。
2] 高令少子化社会の中高令福祉と児童福祉両面からバランスのとれた、地域福祉政策が重要だと考えられ、里親活動に支障来す。
3] 脱施設化の声のある中で、特に養護施設等は地域に門戸を開き、児童の人権及び施設の情報提供に努め、児童養育についても里親会と交流を計り対処する必要がある。
4] 児童相談所内に里親専任のケースワーカの配置を要望中なるも、兼務で充分な対応が出来ぬ現況を改善する必要がある。