分科会には、各県から児童相談所の職員(児童福祉司)の方々も里親会員に混じって参加されていました。主に里親会員が質問、職員がそれに応答する形で進んでいきました。里子たちを取りまく法律のむずかしい問題点や、行政的なはなしもありました。そんな中で、愛知県から来られていた彦坂さんと萬屋さん(児童福祉司)のお二人は、「この大会において委託できる里親さんを探しています。家庭に恵まれない子ども達に良い縁組が生まれることを願って仕事をしています。」とのことでした。大会終了間際、お二人から声をかけていただき、「里親としての勉強をして欲しい」と後日、岩崎先生の講演・文献を送っていただいたり、愛知県里親会の勉強会を紹介してくださったり、子育ての楽しさやたいへんさ等を体験談を通して知るようになっていきました。
一方、福井県里親会では、季節里親を推進しており、施設児童に少しの期間でも家庭の雰囲気を味わってもらいたいと、夏休みを利用して、私達夫婦も男の子二人兄弟を預かることにしました。何度か行き来するうちに、平日でも遊びに来るようになっていました。今では、社会人として二人」とも自活しています。